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電力会社の最大の謎、いったいなんのために「こんな所」に莫大な金を使っているのか?


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電力会社は私達に必要な電力を造り出し販売してくれる、身近で大切な企業です。

関東の人は、「東京電力」から電力を買っています。

北海道の人は、「北海道電力」から。

北陸の人は、「北陸電力」から電力を買っています。

 

北陸の人が東京電力から電気を買うことは、通常はできないことです。

 

電力会社は地域独占企業なのです

電力会社は戦後に分割民営化されて、全国で10の電力会社がそれぞれの各地域に安定的に電力を供給する体制が確立されています。

そして、その地域においては・・・・

ほぼ100%と言える「独占」体制となっているのです。

この独占体制があるからこそ、電力会社には競争が働かない構造となってもいるのです。

 

 お客は他の企業から電力を買えないうえに、値段も電力会社の思うがままの現状

当然、北陸の人たちは北陸電力から電力を買うしか方法がないのですが・・・・

他の業界ですと、こんな状況は考えられないほどに恵まれているのが電力会社というものなのです。

競争が起きないのですからね。

地域独占などというのは他の商売をしている人から見れば、喉から手が出るほどに欲しがる権利なのです。

 

さらに、電力会社のための特別な仕組みが作られていて・・・

それを「総括原価方式」と呼びます。

経費や人件費に加えて利益を上乗せした総額から電気料金を設定することができるのです。

 

総括原価方式のメリットとしては、次の事が挙げられると思います。

  • 「料金算定の根拠が比較的わかりやすい」
  • 「事業者が過大な利益・損失を生じることがない」
  • 「消費者が過大な料金の負担を負うことがない」

この「総括原価方式」だって、他の企業は望んでも手に入れられない仕組みなのです。

これほどまでに、電力会社というものは特別に守られているのです。 

 

電力業界はテレビなどのCMに莫大な費用を掛けてきた

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 皆さんは、各地域のテレビ放送のCMで電力会社のCMを見たことがあると思います。

原発事故以降は電力会社のCMも減りましたが・・・

それ以前は、かなりの頻度で電力会社のCMが流れていたものです。

 

つまり・・・今までの電力会社は莫大で膨大な費用を広告CMに使ってきており、総括原価方式のために、広告CMの経費は全て電気料金に上乗せしつづけてきたという構図になるのです。

 

不思議?!地域独占で総括原価方式の電力会社は競争もないのに、どうして広告CMに莫大なお金を出してるの?

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 ここで疑問に思うのが・・・

地域独占でライバルもいないうえに、総括原価方式のメリットによって過大な損失を受けることもない電力会社が、どうしてテレビ・新聞・雑誌などの広告CMに多額の費用を使ってきたのかということです。

 

だって、広告なんて出さなくたって・・・

私達は住んでいる地域の電力会社から電気を買うしか方法がないのです。

 

また、電気料金だって限界ギリギリまで下げる必要も電力会社にはないのです。

燃料費や人件費が上がったとしても、それは電気料金に上乗せしたら良いだけの話しなのですからね。

 

アホみたいに高い広告を出す必要などないのです、目立つ必要も無いのです。

黙っていてもお客はやってきて、電力会社に都合のよい金額で電気を買っていってくださるのですから・・・。

絶対に他の電力会社から電気を買うなんていうことはできないのですから・・・。

 

もしかしたら、私たちはテレビ局の利益の分まで払わせられていたの?

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 このように順を追って見ていくと・・・・

電力会社が必要もないテレビCMに多額の費用を出して、その費用を電気料金に上乗せしてきたということは・・・

テレビ局の利益のために電力会社が莫大なテレビCMや新聞広告を出して、そのお金は私たちが電力会社を通して払っていたということになりますよね!

 

これって許されるのでしょうか?

地域独占が認められているのですからCMなど出す必要がないのでは?

また、CMを出すのであれば、その費用はお客に負担させてはだめなのでは?

 

いったい何のために電力会社はマスコミにCMを通して莫大なお金を出し続けているのでしょうか?

 

まとめ 

電力会社がテレビ局や雑誌・新聞などのマスコミに、もともとは必要もないCMを通して莫大なお金を出し続けている理由とは何なのでしょうか?

これって、誰だって素直に疑問に思うことですよね?

 

世の中の意見としては・・・

  • テレビ、新聞、雑誌を莫大なCM費用で支配して、電力会社にとって都合の悪いこと(原発など)を報道する勢力を排除していくため
  • 私たちから徴収したお金を広告代金としてテレビ局に出し、その一部をキックバックさせるため

このように言う人が多いようです、どうでしょうか?

このどちらの意見が正解なのかはわかりませんが・・・

この説明ならば、電力会社が必要もない広告CMを大量に莫大な金額を使って出している理由も納得できるというものです。

 

そして、発電するためでもなく、送電に必要でもないのに使われている広告CMの費用は・・・

「電気料金」として、私たちは支払っているのです。

 

どう考えても、こういう展開の話しになってしまいますよね?

これ以外の理由ってあるものなのでしょうか?

 

 電力会社は広告などゼロにしても困ることはないと思います。

広告がゼロになって困るのは、テレビ局や雑誌新聞社だけなのではないでしょうか?