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「親戚の工務店で建てる!」の決断が離婚一歩手前の危機を招いた恐ろしい話。


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 工務店を営んでいる親戚などがあれば、どうしてもその工務店に最初からお任せしようっていう雰囲気になってしまいがちですよね?

 特に旦那さん方の親戚に工務店などがあった場合は、これ以外の方法など無いかのごとくマイホームの話しが進んでいってしまいがちです。

 

 しかし、この「親戚の工務店で建てる!」という決断が、若い夫婦を離婚の危機に導いてしまうことがあるのです。(実際には離婚の一歩手前)

 今回は、親戚の工務店で建てるということにもリスクがあるんだ・・・というお話しをいたしますね。

  

事の発端は旦那の「親戚の工務店で建てる!」宣言でした・・・

 ある仲の良い家庭にマイホームを建てる話しが持ち上がるということは、どこにでもよくある話しですね。

 

 しかし、その家庭の旦那さんの一族には工務店を経営している親戚があったのですが・・・

 今までほとんど家を建てる話しもしたことがなく、夫婦での相談などもなかったにも関わらず・・・

 その旦那さんは、いきなり「俺の親戚に工務店があるのだから、その工務店にお願いして家を建てよう!」と宣言してしまったのです。

 

 悪いことに、両親や親戚がいる場面でそんな事を言い出してしまったわけですね。

 

 その親戚の工務店というのは、昔から地元で経営を続けていて現在では2代目が社長をしているという感じの会社だったのです。

 品質の面でも悪い工務店ではなかったのですが、地元の工務店によくありがちな「デザインが昔風」の家しか建てられなかったのが致命的でした。

 間取りなども現代の回遊型などを手がけたことはなくて、未だに昭和風な間取りにこだわっているような工務店だったのです。

 

 当然、旦那や旦那の両親も「しっかりした家が建てば良い。」という考え方でしたので親戚の工務店に任せるということに一切の疑問すら抱いたことは無かったのです。

 

 しかし妻(お嫁さん)は、洋風デザインで現代風の間取りの家が欲しかった・・・

 ところが、お嫁さんの立場である妻は昭和風の家が良いなどとは微塵も考えたことがなかったわけですね。

 

 外観は可愛い洋風にしたかったですし、瓦も黒いのではなくて・・・淡いレンガ色みたいなのに憧れていたのです。

 当然、間取りなども・・・明るく開放的で便利な感じにしたかったのです。

 床の間どころか和室すら必要無いと考えていたくらいですから、旦那やその両親とは価値観がかなり違っていたのです。

 

 しかし、旦那が一方的に「親戚の工務店で建てる!」宣言をしてしまったのですから・・・・

 妻としては驚きを通り越して、怒り心頭という状態になってしまいましたのも無理はないことでしょう。

 妻にしてみたら、これから先に何十年も払っていく住宅ローンは自分で稼いだ分からも支払わなくてはならないのに・・・

 欲しくもないような昭和風の家などにされては困るという感情になってしまうのでした。

 

 それなのに、嫁の立場である自分の意見を全く無視して家の話を進めようとしている旦那に不信感を抱いたのも納得できるというものですね。

 

 親戚の工務店に「現代的で洋風デザイン」の家ができるか聞いてみた・・・

 たまりかねた妻は、旦那や親戚の工務店に住宅雑誌の写真などを見せて希望を伝えたところ・・・

 

 旦那は、「どっちでもいいんじゃない?」・・・という真剣味のない言葉。

 親戚の工務店に至っては・・・「そんなチャラチャラした家は本物の家じゃない、しっかりした家でないと駄目だ!」という顧客の意見を無視した発言。

 旦那の両親は・・・「親戚で建てなきゃならないんだから、ワガママを言うのもそのくらいにしてちょうだい。」という発言。

 

 本当に建てたい家ではなくて、親戚の工務店が建てたい家になっていきそうな雰囲気に妻は嫌気がさしてしまうようになってしまったのも理解はできますよね。

 

 お嫁さんは、ついに離婚を切り出してしまった・・・

 妻としては、このまま自分の意見が反映されないような家が建ってしまって、その住宅ローンを払い続けていくことなど考えたくもないという気持ちになっていました。

 

 旦那の一族だけで家を建てる話が進んでいくのなら、自分は必要がないとまで考えるようになっていたのです。

 しかし、そんな妻の気持ちなどは旦那方も理解できるわけもなく・・・どんどんと話は進んでいったのです。

 そこで、このお嫁さんは・・・ついに離婚の話を切り出したのです。

 

(この途中にはいろいろなことがあったようですが、ここでは省略いたします。)

 

 当然、家を建てる話は無かったことになりました。

そして、旦那は妻の気持ちがトンデモナイことになっていることに気がついたのです。

 

 まとめ

 親戚に工務店や住宅関連会社があると、どうしてもそこで建てなければならないというような気持ちになってしまうものです。

 

 しかし、その工務店が顧客であるコチラ側の希望を叶えてくれるかどうかはわからないわけですね。

 これだけ多種多様な価値観のある時代はなおさらの事です。

 コチラ側の希望を理解してくれないというのは、今回の話のようなデザイン面でもそうなのですが・・・

 金額的な面でも言えることです。

 

 家を建てるというのは、夫婦の共同作業であるという認識が不可欠だと思います。

 仮に、お嫁さんの立場である妻の意見を無視して家を建て終えたとしても・・・

 その時の恨みは時限爆弾のようにして残ってしまうものです。

 きっといつか爆発してしまっていたことでしょう。

 

マイホームの事を考え始める最初の段階では夫婦で真剣に話し合って、どんな家をどのくらいの予算で建てたいのかを決めるのが大切な事ではないでしょうか?

 

 今回の場合は、それから親戚の工務店に相談しても遅くはなかったと思います。

 

 ちなみに、今回のお話の夫婦は離婚はしなかったようですよ。